1.機器の選定
ラミナーフロー洗浄システムは LF ポンプ、電源、コントローラー、制御システム、それらを繋ぐためのケーブル・アクセサリー等で構成されます。ポンプは大中小の 3 種があり、洗浄に使う水槽の大きさと水深・洗浄物の形状等によりポンプの種類と台数が決まります。また、洗浄液の種類(酸・アルカリ etc.)や温度により、ポンプ・部品の仕様やケーブルの材質等が変わりますので、事前によく検討して最も適切なセットを選ぶ必要があります。
2.設置
洗浄槽へのポンプの設置で一番大事なのは設置位置です。金属洗浄では洗浄液を洗浄槽の中で循環させますので、洗浄槽手前と奥の両面にポンプが向き合うように設置しますが、乱流とならないようポンプの高さや間隔等を計算して、洗浄効率が最大となる位置に設置する必要があります。また、洗浄槽の材質や大きさに応じてどのようにポンプを固定するかの検討を事前にしっかりしておく事も大切です。
3.最適化
設置をしたらそれで OK ということではありません。制御システムを使って、各ポンプの運転時間・運転間隔と流速(流量)をプログラミングします。これにより初めて効率的な洗浄ができるようになりますが、洗浄結果によっては、更に高い洗浄効率を目指して設置位置やプログラミングの再調整をすることも可能です。
4.当社のサポート
ラミナーフロー洗浄システムの導入を検討してみたいと思われた方には、どのような洗浄をされているのか(されたいのか)の情報をいただければ、経験豊富なKAG社の技術者とも連携し、当社が具体的な機器選定・設置についてのご提案や最適化のサポートをさせていただきます。